最短トンネルに続き最長航路消える
日本一短い鉄道トンネルと言われたJR吾妻線の樽沢トンネルが9月24日で廃止になりました。昨日のニュースでは盛んに報道されていましたね。
樽沢トンネルのニュースで思い出しましたが、今月中旬に残念なニュースを耳にしました。
マルエーフェリーの東京航路が12月6日那覇着をもって廃止になるそうです。
この航路は東京有明埠頭から鹿児島の志布志や奄美を経由して那覇港までを結ぶ日本最長のフェリー航路。2泊3日、途中の寄港地にもよりますが40時間以上かけて東京と沖縄を結んでいます。
憶えている方も多いと思いますが、2009年にフェリーありあけが三重県沖で横転事故を起こし廃船となっています。この事故により東京航路はもう廃止だと思いましたが、マルエーフェリーは倒産した有村産業が台湾航路等に就航させていたクルーズフェリー飛龍21を買収し航路を復活させました。
しかし、クルーズフェリー飛龍21の後継船「琉球エクスプレス2」は旅客扱いを行わない純粋なRORO船(ロールオン・ロールオフ船、トラックだけを載せる船)となり長く続いた東京沖縄航路は終止符を打つことに。
この船の1等で那覇まで行くと運賃が1人51,400円。5m未満の乗用車航送運賃133,540円。飛行機を使えば、那覇まで約2時間半、レガシーキャリアでも上手くいくと1万円台で行けてしまいます。
また、これまで飛行機では少し不便だった奄美大島へもLCCのバニラが成田からの便を飛ばすようになりました。
普通に考えれば、誰がどうみても旅客輸送では飛行機に太刀打ちできません。時代背景からいって廃止もやむなし。むしろ、よくここまで頑張ってくれたという感じでしょうか。
私は飛行機愛好家ですが、実はそれ以上に船旅が大好きです。
キャンピングカーで遠征する際も可能な限り航路を旅程に組み入れていました。
高いし時間もかかるしで乗船する予定は全くありませんでしたが、いつかは乗ってみたいと思っていた最長航路の廃止は残念でなりません。
フェリーは旅客船扱いなので安全基準等が厳しく、貨物船扱いのRORO船とは運行コストが格段に異なるようです。このため、今後もRORO船への置き換えが進みフェリー航路は減少してしまうでしょう。
一度は沖縄をキャンピングカーで走りたいと思っていますが、本気で計画を練ったほうがよいかもしれません。
コメント
航路が消えるのは寂しいですね。東海地方も、名鉄海上観光が運営している、知多半島と渥美半島を結ぶ海の道として、観光フェリー「フラワーライン」が就航する 師崎~伊良湖間カーフェリー航路は、 平成26年9月30日(火)をもって航路廃止となります。
やはり、高速道路の発達で競争に勝てなくなってしまったようです。
沖縄、良いですねー。
私は、機会が有れば種子島のロケット発射を見にキャンカーで行けたらと思っていますが・・・
レオじじい様
河和からの高速船は何度か乗ったことありますが、伊良御湖ー師崎カーフェリーは乗ったことなかったので残念です。地域の足として定着していたかのように思っていましたが経営は厳しかったのですね。
私もまだ種子島行ったことありません。種子島も面白そうですね。