キャンピングカーライフの楽しさを教えてくれたのが、ナッツRVのクレソン type W 。
ジンジャーやペッパーとの思い出が詰まった最初の機動犬舎です。現在、このモデルは販売されていませんが、メモリアル的な意味を込めてご紹介します。
クレソンの諸元・主な装備
車 名 | クレソン type w | ||
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納 車 | 平成15年11月 | 売 却 | 平成22年5月 |
ベース車 | トヨタ カムロード | 形式 | RZY230 |
全長*全幅*全高 | 4870*2010*2900 | 定員 | 7人 |
エンジン | ガソリン 直列4気筒 | 排気量 | 1998cc |
最高出力 | 105ps/5,200rpm | 最大トルク | 16.8kgm/3600rpm |
駆動 | 2WD FR | ミッション | 4速フロアAT |
ビルダー | 株式会社 ナッツ | 購入店 | キャンピングカーヴィレッジ関東 |
- 納車時の主な装備 - | |||
ベバストFFヒーター | 走行用リアクーラー | サイドオーニング(オムニ) | ルーフレール・リアラダー |
DC12V 40l冷蔵庫 | 20l給排水(ポリタンク) | ベンチレータ | ベンチレータカバー |
パナソニックDVDナビ | バックカメラ | 2スピーカー | ダイバーシティアンテナ |
サブバッテリー(シングル) | 1500Wインバータ | 25A外部充電システム | 走行充電システム |
マーカーランプ(前後) | エントランス灯 | 外部電源 | AC・DCコンセント |
クレソンに乗ってみて ~クレソンの良いところ~
外装・内装
まずはなんと言ってもボディ。雨漏りの心配のない一体成型、滑らかな曲線でまとめられたシルエット、そして美しい表面仕上げ。眺めて触って満足できるしっかりしたつくりです。
内装は木をふんだんに使った温かみのあるもので、抑制の効いた嫌味のない落ち着いた空間を生み出しています。購入当時、比較検討していた中ではコストパフォーマンスが最も高いと感じました。
レイアウトはリア2段ベッド仕様のオーソドックスなもので使い勝手は上々です。初めてのキャンピングカーとして色々と勉強(実験台?)させてもらいました。
走行性能
走行性能は一言でいえば”想定の範囲内”。これはクレソンの評価でなくカムロードの評価になりますが、我がクレソンは残念な105馬力仕様、非力なのは否めません。正直、イライラすることもありましたが、「家を背負って走っているんだ」と考えれば許容できる範囲。実用で困ることはありませんでした。
意外だったのが、ナロー(標準)トレッド。展示車購入のためワイドを選べませんでしたので、高速安定性等でハンデがあるものと思っていました。
しかし、デイブレイクに買い替え羨望のワイドトレッドに乗ってみると大きな違いを感じません。むしろ、轍がある道ではワイドの方が怖い。初めて豪雪の中をデイブレイクで走った時には轍と雪でクレソンにはなかった恐怖感を味わいました。ワイドに対してナロートレッドが決定的に劣るというわけではなさそうです。
クレソンの気になったところ
クレソンはすべてにおいて平均点以上の良くできた優等生的なキャンピングカーです。はっきりいって大きな不満はありませんが、参考までに気が付いた点をいくつか記します。
- 外部収納がほとんどないのが不便。
- バンクベッドとキャブ天井との接合部分が非常に汚れやすい。また形状的に洗車がしずらい。
- 納車1年でキッチンやダイネットの天板の化粧板がはがれたり割れたりした。
→ 木工ボンドで接着。 - 収納家具の板材(タモの無垢材)に数年でヒビ(数か所)、長さ30cm幅最大1cmほどの割れ(1カ所)が生じた
→ パテ埋め若しくは無視。 - ルーフの形状が独特でルーフレールの所に段差があり水が溜まる。
- 壁に何か所も穴を開けたが、断熱材らしきものに当たったことがない。バンクベッドの板を剥がすと何もない空洞だった。
クレソンではないのですが、ちょっと気になったのがナッツRVの対応です。メールを出しても回答は一度もありませんでした。電話で問い合わせても、ろくに調べもせず「分かりません」とそっけない対応。
ウェブ情報では大規模なユーザー感謝祭を開くなど顧客重視のようですので、たまたま運が悪かったのかもしれません。また、もしかしたらナッツRVからの直接購入ではないからかもしれません。
なお、クレソン売却の際もサイトの買取フォームで見積もり依頼しましたが返事はありませんでした。
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