最後部にある何もない空間 多目的ルーム
無駄に広い共用スペースに加え、機動犬舎デイブレイクには、もう一つの無駄なスペースがあります。強いて名づければ、その名も多目的(無目的)ルームです。
レイアウトの失敗?
この無目的ルーム、マックレー標準レイアウトでいえばリア・ダイネットに当たる部分。我が家のデイブレイクではリア収納スペースへアクセスする空間となっています。
無目的ルームの下は主に外からバケッジドア経由でアクセスする左右貫通の大きな収納庫になっています。その上に取り外し式の床板を乗せ収納へのアクセスとなっているのが無目的ルームです。大きさはおよよそ90cm四方。
一見すると、収納へのアクセス目的だけでは広すぎるデッドスペース。レイアウトの失敗と思われるかもしれません。
アルコール漬けで皺が伸びきった大脳皮質の限界。確かに失敗かもしれませんが、これでもいろいろ考えました。
もっと収納を増やせたのに
ダイネットをコの字にするとか、トイレ・シャワー室を最後部に移すとか、様々なレイアウトを検討したうえで、最後部は収納に決定しました。
問題は収納部分のレイアウト、アクセスをどうするか。単純に考えると、無駄なスペースは極力排し、すべてを収納スペースとして使えるようにすれば宜しかろうと思えます。
我が家の場合であれば、この無目的ルームと称している部分にも棚とかを設置する。それで収納スペースは倍増。万々歳で一件落着?
実際に使える収納なのか
しかし、それでは収納スペースは増えない。むしろデッドスペースが増えてしまうのではないか。そうアル中は考えました。
何故か。それはキャンピングカーを使う側の生態学的な問題があるのです。我がキャンピングカーには、残念なことに整理整頓なんて言葉に縁のない無精で間抜けな拙速動物しか住み着いていません。
リア一面を収納スペースとしたところで、使われるのは取り出しやすい正面の部分のみ。奥の方は使われないか、不要なものが仕舞い込まれたままのデッドスペースになるのが目に見えています。
オープン化で可能性を広げる
であるならば、ある程度のオープンスペースを確保し、アクセスしにくい場所をなくしていく。こうしたアプローチの方が空間の有効利用を進めるうえでは効果的ではないでしょうか。
収納の容量を増やしてもアクセスしづらい場所は結局、役に立ちません。逆にオープンなスペースがあることでデッドスペースがなくせるわけです。
さらに、一見無駄に見えても開かれた空間ですから、いざというときに様々な形で利用することができるでしょう。
急遽、発泡スチロール何箱ものお土産を購入することになった。大物の資材を運ばなくてはならなくなったなどなど。
オープン化コンセプト 結局は犬小屋
使えないスペースを出さないよう、敢えてスペースをオープン化したというのが、この多目的(無目的)ルームのコンセプト。
逆転の発想とまではいかないですが、それなりに考え抜いた、苦し紛れの結論です。
なお、普段の我が家では通路以外に犬のおくつろぎスペース(お立ち台?)として利用されています。有効利用と言わないまでも無駄なスペースでは決してありません。
くだらないことをぐだぐだ書いてすみません。実のところ、この辺のレイアウトをどう処理するか最後まで悩んだことを思いだしましたので。
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この記事は旧サイトで公開していたものを再編集したものです。
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