車内おせちのススメ
年末年始の長期休暇、海外はお高いのでキャンピングカーで出かけることが多い我が家。
必然的にキャンピングカーの車内で年を送り、新春を祝うことになります。
正月といえば、おせち。
イマドキは食べない方も多いでしょうが、古くからの伝統であり特別な日をことほぐ縁起物。私としては、正月気分を盛り上げるため旅先でもおせちが食べたいのです。元旦ぐらい縁起を担ぐのも悪くありません。
なにより元旦は私にとって数少ない日本酒を楽しむ時でもあります。つまり早い話が、酒によく合う正月らしいアテが欲しい。これが本音です。
おせちを旅行先で確保する
では、キャラバン中のおせち確保をどうするか。
今では通販で様々なおせちが買えるようになりました。こうしたところで事前に手配しキャラバンに持っていくのがもっとも手軽です。でも、日程が合わなかったり、デカいおせちを収容する冷蔵スペースが確保できないなんてこともあります。
そこで我が家では、おせちを旅先で確保することにしています。
つまり、12月31日に旅先でおせちを受け取れるよう手配しておくのです。
キャラバンの行程中にそれなりの規模の都市を通るなら、そこで気の利いたおせちが手に入らないかネットで調べまくります。
百貨店があればほぼ確実に31日店舗受け取りが可能ですし、百貨店以外にも地元の料亭がオリジナルおせちを販売していることが多いですね。
郷土色あるおせちが楽しめる
このやり方のメリットは、なんといっても郷土色のある地元のおせちを食せるところ。和の伝統的なおせちに関しては地域で極端な違いがあるわけではありませんが、それでも素材や味付けが微妙に異なり、なかなか楽しいものです。
キャラバンの途中、わざわざ街に立ち寄りおせちを受け取るという手間が増えるものの、地の美味しい縁起物をつまみながら酒を飲むのもオツなもの。おすすめです。
名古屋八百彦本店のおせちは美味かった
さて、先の年末年始キャラバンでは名古屋でおせちを手配。
「名古屋といえば名鉄だがやー」という地方出身者のステレオタイプな思い込みで、名鉄百貨店で予約しました。
選んだのは、八百彦本店の絵馬二段重。価格は17,280円です。
八百彦本店は名古屋市西区にある江戸享保年間創業の仕出し料理屋さん。地元では名の知れた老舗のようです。
車内であけましておめでとう
大晦日に名鉄本店に出向いておせちを受け取り、その日はキャンピングカーの車内で年越しの宴会。
名鉄のホームページで品数とボリュームと価格を見比べて八百彦本店のおせちをチョイスしましたが、これが大成功。期待を上回る美味しさで酒が進みました。
典型的なおせち料理に加え、魚介や肉など品数が多彩なのも高得点。飽きずに最後まで楽しくいただきました。三人前だったので食べきるのに2日かかりましたが。
福岡では料亭のおせちを購入
過去には、博多の料亭で購入したこともあります。
桜坂観山荘のおせちで、こちらも手が込んでいて美味かったです。
閉店が多い正月は豪華おせちで過ごす
我が家の場合、夫婦2人の寂しい旅行なので、適当なサイズのおせちを見つけるのが少し大変ですが、最近はコンパクトなおせちも増えてきて、丹念に探せばきっとお気に入りのおせちが見つかると思います。
元旦は営業している飲食店が少なく、旨いものにありつくのが難しい時期でもあります。
せっかくですからおせちをちょっと奮発して、キャンピングカーの中で美味しいお正月を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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