いまさらながら東芝ダイナブックの15インチノートを購入
大丈夫か世界の東芝
きゃりーぱみゅぱみゅのミュージック・ビデオに負けてない、日本一デコラティブな企業といえば東芝。
東洋のエジソンと云われた田中久重が創業した超名門企業ですが、まるでねぶたが燃え上がるように派手に飾り立てていたことがバレて大変みたいですね。
そんななか、パソコンの生産から完全撤退するというニュースが流れてきました。
東芝といえばdynabook。一時はノートPCのシェア世界一を誇ったブランドです。そのdynabookが個人ベースでは買えなくなってしまうかもしれません。
一番安いビジネス向けPCをゲット
そんなニュースに触れて、寂寞の念というかただの物欲か、思わず買ってしまったのがdynabook Satellite B35/Rです。
企業向けの15インチノートPCで価格は税込み44,496円。
楽天ゴールドカードを使ったらポイントが6倍ぐらいつきましたので、実質42,000円程度で購入できました。
スペックですが、Intel celeron 3205U 1.50GHz という非常にショボイCPUに4GBのRAM。OSはWidows7ダウングレード版です。
なお、RAMは後からの増設はできないことになっています。
その他のスペックは、外形寸法:約379.0(幅)×257.9(奥行)×16.9~23.9(高さ)mm、重量:約2.3kgとなっています。
CPUが非力なのは少し心配でしたが、ノートPCでやることといえば、ウェブの閲覧と自宅サーバーの管理、wordpressの更新ぐらい。
考えられる最も重たい作業がphotoshop elementでの軽い画像処理ですので、古くてぼろいceleron君でも何とかなるだろうと購入を決断しました。また、Windows7環境が復活するのもメリットかもしれません。
やっぱり安物買いの銭失いか?
インストールが終わらない
自宅に届いて早速立ち上げたのですが、ここで凄くブルーな気分に。
インストール作業がいつまで経っても終わらないのです。
正確な時間は忘れましたが感覚的には2時間ぐらい。十分にイライラさせていただきました。
フリーズしているか判別のつかないインストール画面を眺めつつ、安物買いを猛烈に後悔しました。
やっぱり遅い、重い
それでもなんとか初期設定が終了し、使い始めたのですが、やっぱりこのパソコンは反応がニブい。何かにつけ鈍重な感じがします。
ネットの閲覧でさえ、タブを開きすぎるとワンテンポ考え込むような仕草を見せます。
photoshop element7(古!)での作業でも、たいしたことない明るさ・コントラストの調整などで待たされたり、画像の変化具合がプレビューできず透明を表すグレーのチェック模様になってしまうなどの症状がでました。
遅い原因のひとつは余計なユーティリティソフト
このままでは、イライラして使い物になりません。もうちょっとキビキビ動いてくれるよう少し手を入れました。
インストール作業が遅いのもそうですが、このパソコンが鈍重な原因のひとつは、東芝が余計なソフトを入れまくっていることです。
不要ソフトを徹底排除
常時CPUや電源、ハードディスクの状況を監視しているツールとか、東芝独自の画面設定ユーティリティとか、これでもというぐらい東芝オリジナル迷惑ありがたいユーティリティソフトが、バックグラウンドで蠢いています。
PCに異常があったら知らせてくれたりHDDが壊れないようにヘッドを緊急避難してくれるなど、親切でありがたい機能が満載なものの、celeron君にはただの重荷。そうしたユーティリティのせいでPCの反応が鈍くなってしまうのでは本末転倒です。
まずはこれらの粉飾ソフトを徹底的に排除しました。
削除したら少しはまともな子に変身
明らかに不要なものはアンインストールし、あやしいものはmsconfigから利用停止にしたり、スタートアッププログラムから削除しました。
およそ「TOSHIBA」と名のつくソフトはすべて削除・停止です。
msconfigでWindowsの使わない機能(Remoto系とかNetworkのconfigとか)も停止し、さらにAeroや影、アニメーションなどOSの見た目系の機能を許せる範囲で制限しました。
このようにちょっと設定をいじって再起動したところ、あら不思議。やっぱりこの子はやればできる子。まともに動くようになりました。
*結局、このあとメモリを増設しました。
dynabookのいいところ
このPCで気に入っているのはキーボード。
スペースやエンターキーがやたら小さかったり、バックスペースやデリートの位置が異なっていたりと、最近のノートPCは微妙に配列が違っていて慣れるのに大変だったりします。
しかし、このPCのキーボードは至極オーソドックスで職場で使っているものと打ち心地も含め大差ありません。これは意外と大事な要素で、入力がスムーズにできて大変助かっています。
ただ、テンキーはなくても良かった気がします。テンキーとENTERキーが近すぎて使いづらく「BACK SPACE」と「NUM LOCK」をしょっちゅう打ち間違えてしまいます。
いっそのことテンキーを排除しENTERとか矢印キーとかを大きくしてくれほうが、私にとっては使いやすかったかな。
その他には特筆事項はありません。値段のとおりの最下層PCです。
でもやっぱり、東芝daynabookというブランドには、オジサンなんだか安心感を抱いてしまいます。
どうぞ末永く頑張っていただきたい。
コメント
最近は不要なソフトが多くて大変ですね
私も先日買ったi5のノートパソコンは500GBのHDDを1TBのハイブリッドHDDに交換しました
ほとんど使っていないので速さは実感していませんが同じシリーズのHDDと比較した書き込み結果をみると早くなっているそうです
HDDからの読み込みが足を引っ張るようなので要領の大きい(高密度)のHDDにすると効果が有りますね
キーはストロークが少なくて後悔しています
オジジ 様
これまでは、DELLなどのほとんど何も入っていないPCを使っていましたので、日本の大手メーカーパソコンのアプリケーションの多さにびっくりしました。無くてもなんとかなるものばかりなので、削除・停止してすっきりしました。
SSDやハイブリッドにすると早くなってよさそうですね。私は、ノートは「安く使う」ことをメインに考え、また、サーバー等は画像データのストックのため大容量が求められるため導入に至っていません。でも、最近はハイブリッドが安くなってきているようですので検討したいと思います。