JARLのコールサインプレートが届いた
先日、JARLからコールサイン入りのプレートが届きました。JARLに入会するともらえるおまけです。
玄関や郵便受け等に掲示することを想定した物のようですが、我が家ではちょっと玄関に飾る気にはなりません。
ただ、せっかくもらったので何か使い道を考えようと思います。
電鍵・パドルの台に(いつの日か)貼るとカッコイイかなと思いましたが、送られてきた実物をみるとちょっと大きすぎて無理そうですね。
移動運用していると、不審者と間違われ警察の職務質問を受けることがあると聞きましたので、キャンピングカーのどこかに貼っておこうかな。
でも、外から見える場所にこれ見よがしに貼る気にはなれないので、車内のどこか・・・
なかなか使い道が思い浮かびません。
局名登録掲載申出書ハガキの投函
JARLから送られてきたビミョーなプレートのお蔭で、「局名登録掲載申出書」のハガキをまだ投函していないことを思い出しました。
1か月以内の返信が必要
これは、JARLで2年に一回発行している「JARL会員局名録」に氏名や住所等個人情報をどこまで掲載するか指定するためのもの。このハガキを出さないと会員局名録に氏名や住所等が載るようです。
会員証とともにこのハガキが送付されましたが、そこには確か1か月以内に返信しろとあったような。
入会からすでに1か月経過してしまったので、掲載は「コールサインのみ」にチェックして急いで投函します。
こちらからアクションを起こさないと個人情報が晒される
それにしても新参者の目から見るとこのシステムはちょっと奇異に映ります。
ひとつは、個人情報の掲載がデフォルトなこと。掲載を希望しない場合には自分で52円切手を購入してハガキを出さなくてはいけません。
良いか悪いかは別として、個人情報の保護が喧しくいわれている中、こちらからアクションを起こさないと情報が開示されてしまうというのはどうなんでしょう。
個人情報保護法の建前からいえば、この手の情報開示には「本人の同意」が必要ですが、ハガキを1か月以内に出さないと「同意したものとみなす」というのはちょっと乱暴な気がします。
加えて、いまどきハガキを出すというのも面倒です、JARLには「JARL.COM」という会員専用サイトがあるのだから、ウエブ上でいつでも手続きできるようにしてくれればいいのに。
本当に会員局名録は必要なのか
ちなみに、私の個人的な考えでは、「会員局名録」をつくること自体、甚だ疑問です。
こんなことをいうと「住所氏名を堂々と名乗れないような奴にアマチュア無線を楽しむ資格はない」と諸先輩に怒られるかもしれません。
しかし、いまどき個人情報を満載した媒体を公にさらすのはメリットよりデメリットの方が明らかに大きいと考えます。
個人情報悪用のリスク
すぐにに思いつくのは、犯罪の助長です。
アマチュア無線愛好家の高齢化が進んでいるのは周知のとおり。無線家の年齢構成が高齢者に大きく偏っているのは明らかです。
つまり、「会員局名録」に個人情報を載せている人というのは、無線を楽しむだけの一定の財力がある高齢者で、個人情報等の管理に対する考え方が、良くいえば性善説的な昔堅気、悪くいえば無防備な人が多いと推測できます。
いちおう「会員局名録」は会員のみに頒布することになっているようですが、いくらでも転売は可能です。「オレオレ詐欺」を行うような輩に悪用される恐れはないのでしょうか。
金儲けの手段ではないですよね
非常にせちがらい話ではありますが、学級名簿や社員録などでも、住所など個人情報は記載しない例が増えています。顔が見える人間関係ですらこういう状態になっているのが現実です。
そんな中で「会員局名鑑」を無理につくる必要性は個人的に感じらません。
せめて非掲載をデフォルトにして欲しい
「会員局名鑑」をどうしてもつくるのであれば、情報掲載の意思表示(同意)があったもののみ掲載し、意思表示がないものについては非掲載もしくコールサインのみの掲載にするのが適当だと考えます。
「載せたくない奴は載せなければいいだろう」といわれればそれまでの話ですが、「名鑑をつくるのが当たり前、情報掲載がデフォルト」という姿勢に「会員の個人情報で金儲けしたろう」的なニオイを感じてしまいましたのであえて書いてみました。
以上、不勉強な新参者の雑感です。事実誤認があったらすみません。