アマチュアの世界に残るモールス
アマチュア無線4級ライセンスが再交付されるまでの間、ハムという趣味の現状について自分なりに調べてみた。
いろいろ思うところはあったけど、最も驚いたのは、電信(CW)が業務通信の分野から完全に駆逐され、アマチュア無線のみに残る「遺産」となっていたこと。
無線のことは知らなくても言葉だけは誰でも知っている「モールス信号」とか「SOS」という言葉は忘れ去られる運命にあるようだ。
たしかに現代は衛星通信もあればデジタル化も進んでいる。もはや実務としてのモールスは時代遅れの遺物かもしれない。
でも、自分はそんなCWという世界に強く惹かれてしまった。
その使命は時代とともに終わりを告げたけど、アマチュアの手によって受けつがれるノスタルジックな事実。
短音と長音だけで構成された機能美・様式美に溢れる世界。
そして低出力でも世界と交信できるその実用性。
難しそうだけど、なんだかとても魅力的に思える。
アマチュア無線3級当日試験に挑戦しよう
急に電信に興味を持った自分。言うまでもないけど、CWデビューするには4級ライセンスではダメ。3級試験に合格しなければならない。
3級を取得すればCWだけでなく、昔の電信級と違い出力が50Wまで許され使える周波数も増える。取得するメリットが大きそうだ。
加えて、試験のレベルは4級と変わらない。むしろ簡単みたいだ。
「これは受けるしかないな」と4級ライセンスが到着する前に3級受験プロジェクトが始動。
目標は5月15日。晴海の日本無線協会で月に1回開催される当日受付試験だ。