教習所選びと入校手続き-中年初心者の大型二輪免許挑戦1-

大型二輪教習車両の画像HONDA,NC750L 大型二輪免許
大型二輪教習車ホンダNC750L

2017夏、若い頃の夢が再燃。バイク免許取得に向けて動き出す

大型二輪免許取得の記録その2。

48歳にして神の啓示のごとくオートバイの免許取得を思い立ち、さっそく教習所探しを始める。

自動車学校なんてどこも同じだと思っていたけど、調べてみるとけっこう違いがあった。免許取得までの料金はもちろんこと、システムも微妙に異なるようだ。

ステップアップかいきなり大型か、それが問題だ

例えば、当初本命だった自宅から最も近い教習所は料金が少し高いうえに、普通2輪を持っていないと大型免許を取らせてくれない。

確かに、ウェブ上では「初心者は普通2輪免許を取得してから大型2輪にステップアップすることが望ましい」といった論調をよく見かける。

30年以上前に数か月間(それも無免許で)乗っただけの自分みたいな初心者は、おっしゃるとおり普通→大型とステップアップしていく方が確実なのかもしれない。

でも、普通二輪を取得してから大型二輪を取得するとなると、合計の教習時間は2時間少ないものの、卒検を2回受けなくてはならないし、免許書き換えの手間も2回になる。最終的にかかる費用も少し割高だ。

バイクの運転に自信がある訳ではないので、ここで少し悩む。

やっぱり、安くて速い大型へ直撃

近くの教習所でじっくり確実にステップアップしていくか、別の教習所で大型免許に挑戦するか…

3分30秒ほど悩み決断。結局、手っ取り早く安い方、「いきなり大型」にする。

というわけで、自宅に近い教習所はパスし、自宅から電車で二駅のところにある「埼北自動車学校」にいってみることとした。

とりあえず教習所にいってみる

7月1日、土曜日の午後。埼北自動車学校は閑散としていた。

教習時間中だからか、人がいなくて手持無沙汰にしている受付のお姉さんに勇気を出して話しかける。

オジサンですけど大型二輪とれますか?

お姉さんはオジサンに、形式ばってはいるけど丁寧に入校から免許取得までの流れと費用を説明してくれた。

「免許を取得できるかどうかは個人しだいなのでなんとも言えませんが、大概は何とかなるんじゃないですか」

後押しする訳でも落胆させるわけでもない淡々した説明をひととおり聞く。取得費用はストレートにいって186,354円。決して安くはない。どうやら「延長し放題安心パック」のようなものはないみたい。

技能教習が規定内で終わらないと1時限延長3,880円、卒検に落ちると補習3,880円、再検定6,480円が追加でかかる。
悩んでいると、「そういう煮え切らないところがダメなんだぞ」とばかりに、

「ちょうど明日入校説明会と適性検査があるので、いま入学金を支払っていただければ明日から教習可能です」
「夏休みが始まるととっても混雑して予約がとりづらくなりますよ」と畳みかけ。

さらに90秒ほど悩んだ。そして、教習所を出る。

決断

ひとり駅に向かう。「男の、おとこの、ロ・マ・ン」と口ずさみながら。

そして、駅のATMで10万円をおろした。
窓口にもどり入校手続きを済ませ翌日の入校説明会を予約。「I’ll be back.」とお姉さんに告げ、教習所を後にした。

妻への説明

教習所への近道を探りながら家に帰る。裏道を使えば車で20分ぐらいで通えそうだ。

家に着いたらもう一つのミッション。急に日曜日の予定が入ってしまったので妻に説明しないといけない。
すでに10万円支払ったことはとぼけたが、正直にバイクの免許を取りたいと告げた。

妻は「また病気が始まったのか」と呆れていたが、思ったほどの反対はなくOKがもらえた。

妻からの先制パンチ

ただ、最後に一言。
免許はとっても構わないけど絶対にバイクは買うな」と念を押された。

自分はすかさず「絶対に絶対にバイクは買いません」と返した。

今後も紆余曲折がありそうだけど、2017年の夏、大型バイクへの挑戦がこうして始まった。

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