*当記事は長文かつ(汚い)画像が大量です。すみません。筆者は後半の「放電索(スタティック・ディスチャージャー)の設置」をおすすめします。
キャンピングカーにアルミテープチューニング
いま話題沸騰?のアルミテープ・チューニング。
当ブログでも以前にご紹介しましたが、遅ればせながら我が家のキャンピングカー、デイブレイク号に施工しました。
なお、詳細を書く前に言い訳させてください。
10月末の休日に急いで作業を行ったので、はなはだ雑な残念な仕上がり。
更に、当日は鬱陶しい曇り空で、画像が暗いです。
更にさらに、洗車もせずに施工したので、非常に汚い画像となっています。
放送禁止ギリギリ、キャンピングカーへの愛情を疑われる恥ずかしい画ですが、ズボラなダメ人間のインチキ改造ですので、お見苦しい点、平に御容赦ください。
アルミテープ選び
使用したアルミテープは、ホームセンターでよく売っているニトムズの物。
本当はテープの粘着剤も導通性(電導性)があるものが望ましいようですが、使用したテープの粘着剤は電気を通しません。
しかし、過去にアマチュア無線のアンテナ関係で屋根にアルミテープを貼りまくった経験から、粘着剤が導通していなくても面的に広く密着させれば電気を通すことを実証済み。手元にあったニトムズのテープで作業を進めます。
アルミテープの貼る場所と形状
アルミテープ・チューニングの狙いをざっくりと説明すると、ボディに帯電し、空気抵抗の原因となっている静電気を大気中に放出し、空力性能を向上させるというもの。
静電気はボディが大気やチリなどとの摩擦して常時発生しています。ボディの金属部分は静電気を容易に放出でき問題ないのですが、電気を通さない非金属のパーツは静電気が溜まる一方。空力上よろしくありません。
したがって、こうした非金属部分にアルミテープを貼り、静電気を逃がしてやればいいわけです。
なお、アルミテープの形は、静電気を空中に効率良く放出するため、エッジが効いたギザギザしたものがベストのようです。
どこでもドア号のオジジさんは、トヨタの純正アルミテープ(テープ モールディング)と瓜二つの精度の高い物を自作されていますが、私はそこまでやる気になれず、アルミテープをハサミでチョキチョキ、鋭角三角形や弁当に入っているバレン型に切っただけ。
これをまた適当に非金属パーツにペタペタしました。
実際に貼りつけた場所
以下、非常にみっともなくて恥ずかしいのですが貼りつけた場所を画像で紹介します。
先ずは、フロントガラスの上部とバンク部(おでこ)の出っ張りの裏。
車検シールの上部に細長く貼りましたが、車検に引っかかる可能性大です。すぐ剥がせますのでもんだいはないでしょう。おでこの下部にも貼ってます。
フロントフェイス
続いて、一番目立つフロントフェイスの真ん中。ノーマルだと黒いモールのような部分。
我が家のキャンピングカーは、デイブレイクカラーで塗装しましたが、その中央部分にアルミテープをペタ。
フリーハンドでかっこ悪いですが、この形は旧国鉄の特急型車両についていたエンブレムというか独特の意匠からヒントを得ています。
鉄道マニアではないので正式名称分かりませんが、シルバーと真鍮を組み合わせたようないかにも風を切りそうなアレです。
フロントフェイスの両サイド
この黒いモールのようなパーツは左右が分割されていますので、それぞれの両端にも髭のような三角形アルミを貼りました。
また、その上のサイドミラーの根元部分も樹脂パーツですので、アルミの髭をつけ、さらにフロンガラスの下の部分にも同様に貼りつけました。
バンクベッド部分のサイド
一番空気抵抗が大きそうな、バンク部には左右のコーナーにも貼り付けています。
サイドミラーも樹脂なので、それぞれ目立たないように細い帯状の物を貼りました。ただ、後付けした左サイド確認用ミラーは擦り傷があったので、それを隠すために大きなバレン型を大胆に貼りつけます。
ついでに、出っ張っていて空気抵抗になりそうなドアキャッチャーにも貼ってみます。
ルーフベントカバー
屋根の上では、これまた抵抗が大きそうなルーフベントカバー2つにもしっかり貼り付けます。
室内
トヨタのページでも紹介されていた、ステアリングコラム周辺にも貼りました。
アルミテープチューニングの効果
他にもチョコチョコ貼りましたが、効果のほどは・・・ キャンピングカーで出かけておらず全く検証できていません。
今後、遠出をして気づいたことがあったら、別の機会に報告します。ガソリン2WDの非力なカムロードですので、スピードはともかく高回転まで回さずに坂道登れたら最高なんですけど。
ただ、見てのとおりのやっつけ仕事ですので、すぐに気に入らなくなって全て剥がしてしまう可能性が大きいかな。
放電索(スタティック・ディスチャージャー)の設置
実はボディへのアルミテープチューニングは、ついでというかオマケ。
本当にやりたかったのは、アルミテープチューニングの解説を読んでひらめいたある物の作成。そのために、こんな部品を用意しました。
1.2mm径のアルミ線(針金)を適当な長さに切り、L字型に曲げただけの物を数本。
これで作るのは、航空機に装着されているあの部品です。
これがスタティック・ディスチャージャー(放電索)だ!
航空機は大気等との摩擦により静電気を帯電し、それが一定以上となると適宜、金属製の機体から放電されていきます。
これをコロナ放電と言いますが、コロナ放電は同時に電磁波も発生させ、場合によっては航空無線や電子機器に悪影響を与えてしまうのです。
このため、航空機は翼の先端などに電気を逃すための放電索(スタティック・ディスチャージャ)を設置し、悪影響を及ぼすような強い電磁波が発生する前に静電気を空中に放す工夫をしています。
キャンピングカーにも放電索だ!
私は、アルミテープチューニングの話を読んで「なーんだスタティック・ディスチャージャーと同じじゃん」とまず感じました。
そして、小学生並みの浅はかさと中二並みの行動力を持つヒコーキ好きの私は「キャンピングカーにもスタティック・ディスチャージャーをつけるべき」との結論に至った訳です。
静電気対策の最終兵器は、スタティック・ディスチャージャーで間違いありません!
アルミ針金とアルミテープで放電索を作成
FRPボディの最上部に設置
で、作ったのが上記のアルミ針金を使ったスタティック・ディスチャージャです。
まずは、FRPボディに溜まった静電気を最も放出しやすいであろうボディ本体最高部、バンクベッドの頂部にアルミ棒をアルミテープで貼り付けます。同じものをバンクベッド頂部の左右に設置しました。
L字型のアルミ針金の短辺を上空に向けアンテナのようにし、長辺をアルミテープでしっかり固定。アルミテープに集まった静電気がアンテナ状の針金から空中に放電される仕組みです。
針金自体は数gの重さで、足を長くとってアルミテープを何重にも貼り付けていますので飛んでしまうことはないでしょう。また、尖った部分は3cmほどで空気抵抗も影響ないと思います。
ルーフエアコンのカバーにも
2か所目は、ルーフエアコンのカバー。この部品も樹脂製です。
うちのルーフエアコンは背が高く空気抵抗も相当のものですので、このカバーにもアルミテープに加えスタテイック・ディスチャージャーを取り付けました。
スタティック・ディスチャージャーの効果
なんの根拠もない自己満足的な改造ですので、この放電索が違いが分かるほどの効果をもたらすとは自分でも思っていません。ホントくだらない「子供のイタズラ」です。良い子はまねしないでください。
(乗用車など2m以下の場所への突起物の設置は、歩行者に重大な損害を与える危険性があります。決して行わないでください。)
でも、実は内心期待していることがあるんです。それは、嵐の日に現れるという超常現象・・・
青白い神秘の炎が見たい
コロナ放電と聞いて、ピンと来た方もいるかと思いますが、私がキャンピングカーでも発生するのではと密かに願っているのは「セントエルモの火」
悪天候時に船のマストの先端や飛行機の機体に現れる青白い光です。
実は、昔から知られたセントエルモの火の正体はコロナ放電に外ならないのです。
つまり、キャンピングカーの屋根の上に放電索を設け荒天時に走行すれば、セントエルモの火が見られるのではないでしょうか。
暗雲立ち込める嵐の日、青白い光を発し高速道路を走るクルマがいたとしたら、それは我が家のデイブレイク号かもしれません。
そして、放電索に雷が落ちたなら・・・ バック・トゥ・ザ・フューチャー、未来で会いましょう!
百舌に注意!?
いつもいつも馬鹿げた記事で申し訳ありません。でも、くだらないことを書く前に洗車しろというご指摘は受け付けませんのであしからず。
なお、本心を吐露すると、セントエルモの火よりも「モズのはやにえ」の方が心配。出発前にはカエルが刺さっていないか確認することにします。
コメント
ブログをご紹介頂きありがとうございますm(__)m
その後 ショートタイプも作成しベタベタと貼っていますが 私もお出掛けの機会が無く検証できていません
しかし MAXX FANのルーフベントとサイドミラーは見落としていましたので 早速貼ってみます
このスタティック・ディスチャージャの考え方は正解だと思います
立ち消えになりましたが地上2m以内に着けると突起物になるのでトヨタは乗用車に採用できないでしょう
やはりキャンピングカーの屋根で青白く光らせたいですね
オジジ 様
スタティック・ディスチャージャは個人的な全くの遊びに過ぎませんし、セントエルモの火も半ば冗談ですが、アルミテープチューニングの効果が本当にあるのであれば、スタティック・ディスチャージャは効果がより出るはずと素人ながら考えています。
ご指摘のとおり、突起物規制は自分も意識して作業しましたが、念のため本文にも注意書きを記載しておくことにします。
流石に、私は真似できませんが、実感できるほどの効果が出たら教えて下さい。
放電だけなら一時流行った地面へのアースの方が良いのではないでしょうか。
そのうち、屋根にカマキリが一杯刺さっているのでは。
レオじじい 様
昔は良く見られた地面へのアースは、今はマユツバ扱いでほとんど見なくなりましたね。
ただ、アルミテープチューニング理論が正しいのなら、非金属部品を上手く地面にアースできればそれなりの効果はあるのでしょうね。
抵抗とかを考えるとアルミテープ(もしくはアルミ針金!?)の方が手軽のような気がします。放電索はあくまで遊びですが・・・
話は変わりますが、レオじじいさんの地元ではカマキリが多いのですね。うちの近所で見かける百舌のはやにえは、圧倒的にカエルが多く、次にカナヘビでしょうか。
何か刺さってたら、またご報告しますwww
こんにちは。
アルミテープを使い、ボルティックスジェネレーター、エアロスタビライジングフィンの名で呼ばれるものを作ったらどうか、で自作しました。
効果は?ですが、夢があっていいですね。
こちら楽しく読みました。
また、ブログで紹介しました、あしからず。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1511142/car/1111745/4083382/note.aspx
無菜 様
コメントありがとうございます。
また、当ブログを紹介いただいてありがとうございました。お蔭で誤字に気づきました・・・
ブログ拝見しましたが、アクアを色々といじられているのですね。知らないこともたくさんあって、勉強になりました。
今後ともよろしくお願いします。