デイブレイク号自宅待機中
記憶の限り振り返っても、過去にはあり得ませんでした。
間近に控えたシルバーウィーク、5連休の予定が一切なし。
連休とあらば必ずどこかに出かけていた我が家ですが、今年はどこにも行きません。
せっかくの5連休に旅に出られずフラストレーションを感じていますが、犬が要介護の状態ですので致し方ありません。自宅で犬や猫に寄り添って過ごすつもりです。
クルマは乗らないと傷む
こんな状態ですので、キャンピングカーの稼働率が大幅に低下しています。
我がデイブレイク号は7月後半に長野県駒ヶ根にキャンプに行ったのを最後に動いていません。今後の出動予定も白紙。
こうなってくると、心配なのがキャンピングカーの健康管理。乗らずに放置しておくと様々な問題が出てきそうです。
バッテリーあがり
まず思いつくのがバッテリーの劣化。エンジン(オルタネーター)をしっかり回して充電しなければ、自然放電や暗電流(エンジンを切っていても消費される電流)によりバッテリーが上ってしまうでしょう。
サブバッテリーはソーラー発電からの充電があるのでそれほど心配ありませんが、走行バッテリーにはソーラー付いてませんので、オルタネーターを回すかバッテリー充電器で充電してあげなくてはいけません。
また、バッテリーは一度あげてしまうと著しく性能劣化を起こしてしまいますから、そうなる前に対策をとる必要があります。
どれぐらい放置するとバッテリーはあがるのか
個人的な経験では、バッテリーが極端に弱ってなければ、2週間ぐらいエンジンを掛けなくても問題ないはずです。ただし、暗電流が大きい場合は2週間でもあがってしまうかもしれません。
ナビやカーセキュリティー、キーレスなどを後付すると暗電流が増えますので、車によって相当バラつきがありそうです。
エンジンオイル下がりによる腐食
エンジンを長いあいだ回さないと、潤滑材・防蝕材としてエンジンを守っているエンジンオイルが切れてしまいエンジンを傷めてしまいます。
これはよく聞くし原理も理解しやすい話です。しかし、実際どれぐらい放置するとエンジンが壊れるのかは分かりません。
個人的には半年ぐらいなら全く問題ないと思っています。確証は一切ありませんけど。
燃料の劣化
燃料(ガソリン)も使わなければ劣化します。よく「ガソリンが腐る」なんて言い方をしますが、時間の経過により成分が揮発・酸化し、エンジンにとってあまり好ましくない状態に「腐って」しまうようです。
劣化したガソリンを使用すると始動性が悪くなったりカーボンが付着したりしてエンジンを傷めます。最悪の場合、いろんなところが詰まってエンジンが掛らなかったりエンストします。
劣化の時期
調べたところによると6か月ぐらいであれば大丈夫。1年を超えると問題が出てくるみたいです。
ガソリンは腐ると強い刺激臭がするので注意していれば劣化に気が付くようです。ただ、そうなってからでは古い燃料を抜いたり、洗浄したりと大変なことになりそうです。
摺動部などの潤滑不足
エンジン以外にもクルマにはデフやミッション、ステアリングなど複雑な駆動部、摺動部があります。
普段から使用していれば問題ないですが、長期に放置すればこういった摺動部のグリス切れが起こり、部品を傷めてしまう恐れが生じます。
こういった重要パーツが壊れてしまうと重大な事故に繋がるおそれがあるとともに、修理代も高くつきますので気をつけたいですね。
1年ぐらいは大丈夫だよね
1か月や2か月で問題が生じるほど日本のトラックはヤワじゃないはず。余裕で1年は放っておいて大丈夫だろうとは思っています。でも不安はないかというと嘘になります。
タイヤの変形・劣化
クルマを停めたまま長期間動かさないと、決まった一点のみに荷重がかかり続けることによるタイヤの変形や劣化が起こります。
キャンピングカー特にキャブコンにとって、もしかしたら一番恐ろしく、かつ起こり得ることがこれじゃないでしょうか。
カムロードベースのキャブコンはタイヤのトラブルが非常に多いですが、トラブルを起こすタイヤには、
- 耐荷重の弱いノーマルタイヤ
- 製造から3年以上経過
- 普段あまり乗らない
という3点セットのあるあるパターンがみられるような気がします。
タイヤの変形はいつ起こるか
どれぐらい放置すれば変形するのか。これはケースバイケース、神のみぞ知るところ。普通に考えて重かったりバランスが悪ければより早い段階でタイヤにダメージが出そうです。
ただ、安全マージン等を考えれば、1か月程度で変形するとは思えませんがいかがでしょうか。
乗らない間のメンテナンスをどうするか
本当に長期間使わないのであれば、バッテリーを外し燃料やエンジンオイルを綺麗に抜いてしまうというやり方もあります。しかし、これは現実的ではないでしょう。
最低限動かしてあげて維持していくのが現実的ですね。
アイドリングは百害あって一利なし?
「長期間使わない場合は週に1回15分~20分のアイドリングをした方が良い」こんなことが納車時にマックレーからもらった冊子に書いてあった気がします。
一方で「アイドリングでは回転不足でバッテリーの充電は無理」とか「アイドリングではマフラーに水がたまってしまいマフラーを腐らせるだけ」といった説もあります。
専門家でないので断言できませんが、私が思うに、アイドリングでも充電は出来るけど20分程度では不十分。30分以上は回さないとダメなような気がします。
マフラーの錆については、その通りだと思うものの必ず錆びると言い切れるかどうかは疑問です。
数分のアイドリングを何度も繰り返せば水がたまるかもしれませんが、それなりに回して暖めてやれば大きな問題にはならないような気がします。
我が家の結論
ということで、いまのところ私が考えている対策は次のとおりです。
- 2週に1度は30分以上のアイドリングと駐車場での前後進(何度か切り返す)
- 1月に1度は20km以上の走行
- ガソリンは必ず6か月以内に使い切る
- 1年に1度はプロによる法定点検&グリスアップ
- たまにバッテリーのチェックを行い弱っていたら走行または充電器で充電
2週に1度、30分以上アイドリングすれば、地球に優しいかどうかはともかく、バッテリーを死に追いやることはないと思います。
また、その際にはステアリング操作とブレーキ操作を伴う前後進(切り返しを伴う車庫入れをその場で何度かやる)ことにより摺動部のグリス切れとタイヤの変形を防ぎます。
そして最低、月に1回は高速道路2スパン位のまとまった距離を走行し、6か月でガソリンを入れ替えます。
こんな感じで長期保管にかかる劣化・故障リスクを減らせると思うのですが、どうでしょうか。
面倒なことは正直嫌いですが、デイブレイク号にはまだ頑張ってもらわなくてはなりません。
コメント
本当に機械モノは使わないとダメですね。
我が家でも過去にメインバッテリーを上げたことがります。
もう一点は、コンプレッサーなどのプーリーが錆び付いた事です。
特に雨の多い梅雨時は、錆びが発生しますね。
我が家も、2週間に一回はホームセンターへ出掛けるのに使っています。
レオじじい 様
はっきり言って、自分でもこの記事はまったく自信がないというか手探りというか、今後乗らない期間どう管理すればいいか皆さんに聞きたいぐらいの気持ちで書きました。
プーリーなどが痛むことがあるんですね。コンプレッサーの原理というかごく基本的な原理は知っていますが具体、どこが壊れやすいとか私には皆目見当がつきません。
話は全く変わりますが、我が家の(家です)冷蔵庫から急に水が出てくるようになりました。たぶん、ドレンが詰まったか凍ったかだと思うのですが、なかなか分解がしづらい構造で苦労しています。連休中に片付けたいと思います。