ネコ型加湿器でFFヒーターの乾燥予防
冬、キャンピングカーの季節。
FFヒーターがあれば寒い冬もへっちゃら。冬の今こそキャラバンです。
キャンピングカーの3種の神器、便利で心強いFFヒーターですが、「車外で火を焚いて車内を暖める」という仕組み上、換気などいくつかの注意点やデメリットが存在します。
なかでも、使用していてすぐ感じるデメリットが「乾燥」
FFヒーターが吐き出す熱風は容赦なく車内をカラカラに乾燥させます。
朝までつけっぱなしにした日には、喉はイガイガ肌はバリバリ。あまり寝覚めがよくありません。
若くてピチピチしていれば別でしょうが、「潤い」という言葉に弱くなってきた年頃夫婦には冬場の乾燥は結構な苦痛なんです。
加湿器を購入
そんなわけで、年末年始の名古屋キャラバン前に採用したのがコレ。
未来の世界のネコ型ロボット…
ならぬ、ネコ型加湿器です。ほんわかパッパ ほんわかパッパ…
エコで安全なペーパー製
ニトリで見かけて一目惚れしました。価格は税抜999円のペーパー加湿器。
素材は不織布でネコの舌の部分から水を吸い上げ、自然蒸発させて加湿します。
能書きによると自然蒸発量の約10倍の加湿力を誇るそう。ちょうどハンドタオルぐらいの大きさですので、乱暴に断言すれば、この猫1匹で濡れタオル10本分をぶら下げておくのと同じ効果があるハズです。
電気を使わない、熱も発生しない安全・お手軽・コンパクトな加湿方法ですので、まさにキャンピングカーにぴったりではありませんか。
うちのドラと違って三毛猫かわいいし。ちなみにペンギンもありました。
三毛猫加湿器を組み立てる
というわけで、年末の名古屋キャラバン初日の夜、嬉々として三毛猫を組み立てました。
ネコ本体は5枚の不織布で構成されており、それぞれ7か所に入った切れ込みに同じく不織布でできたジョイントを噛み合わせつなげていきます。
非常に単純な構造。作業はすぐ終わるかと思いました。しかし、単純(安易)過ぎるゆえ、なかなか上手く組み上がらない。ジョイント部分ごとに5枚の布を組み合わせていきますが、作業の度に既に組んだ部分が外れてしまいいつまでたっても完成しません。
結局、15分以上にわたりペラペラな三毛猫と格闘する羽目になりました。
安物といえばそれまでですが、もう少し実用面での検証をして欲しいものです。デザインはとっても良いのに少し残念。
肝心の乾燥防止効果は?
さて、実際の効果です。
キッチンのテーブルに一晩置いて寝ましたが、その効果を実感することができました。
普段は風呂上がりの濡れタオルを2本ほど掛けて寝ますが、FFヒーターをつけたまま寝て起きるとタオルはパリパリ。喉もガラガラになってしまい乾燥を防ぐことはできません。
しかし、この三毛猫にたっぷりの水皿をセットしておいたところ、朝の寝起きが違います。なんかしっとりしている感じ。自然気化力10倍というのも嘘ではなさそうです。
造りが簡単すぎてキャンピングカーでは使いづらい?
「自然でペットにも優しくて加湿効果もある。なかなか良い商品じゃないの」一晩使ってみての率直な感想です。
だがしかし、この三毛猫がキャンピングカーに登場したのはこの一晩だけでした。
すぐに分解してしまうのが難点
結論から言うと、造りがボロくて連続使用に耐えられず、お蔵入りと相成りました。
自宅のリビングに置いておく分には問題ないでしょうが、キャンピングカーでは出しっぱなしとい訳にはいきません。
朝が来たら片づけて、寝るときにまたセットするということになります。
しかし、この猫、現状を保てません。すぐにバラバラになってしますんです。
バラけてしまった5枚のネコを一つにするには、嵌めては外れ嵌めては外れの作業を繰り返さなければなりません。
その面倒くささに嫌気がさして、2日目の夜は使用を断念。
見事に失敗です。
デザイン優先で選びましたが、もっとシンプルな構造のものを買うべきでした。
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