四国松山犬置去り事件 -クレソンのハブボルト欠損-
- 発生内容
- 右リアタイヤのガタツキ、ホイールナット固着による走行不良
- 初期対応
- ナット固着しハブボルトが折れ、部品ないためその場では修理不能
- 事後対策
- ハブボルト6本交換、スペアタイヤで帰宅後、アルミホイール新調
タイヤは無傷でした - 原因(推定)
- アルミホイールの取り付け不良?
発生時の状況
クレソンで年末年始四国キャラバンを楽しんでいた時の出来事。
佐多岬観光を終え、メロディラインの高速アップダウンを抜け、八幡浜にたどり着いたあたりで右リアタイヤに違和感発生。
最初は軽いガタツキのような感じ。タイヤ等をチェックしたのですが異常は発見できず。
しばらく走るとさらに症状がひどくなり、ガタガタしているのが明確に感じられるようになりました。
ガソリンスタンドで見てもらったところ、ホイールの締め付けが緩くなっているといわれ増し締めしてもらいました。
しかし、500mも走らないうちにガタツキ再発。
何とかだましだまし走っていましたが、松山道大洲ICを前にこのまま高速道路へ入るのは危険と判断。JAFへ救援依頼。
トラブルへの対応
JAF(実際には町の修理工場のおじさん)の見立てでは、ホイールのボルト、ナットが固着しておりきちんと締まっていない。
焼き付いているのでハブボルトを交換しないと直らないとのこと。
実際、無理を承知でナットを思い切り締め込んでみるとあっさりハブボルトが折れました。
JAFおじさんでは面倒見きれないということで、任意保険に紹介してもらった修理工場へ何とか持ち込みましたが、やはりディーラーからハブボルトを取り寄せないと修理は無理。
ディーラーはどこも長い正月休みですので、車を預け、電車で埼玉へ帰りました。犬は松山のペットホテルへおあずけです。
その後、翌週の成人の日連休に飛行機で四国に向かい車と犬を回収。クレソンで無事帰還することができました。
原因は?
修理工場の方から聞いた話を元に、故障の原因を整理すると次のようなことだと推察されます。
- タイヤ交換の際の整備不良(締め付けトルク不足、ねじ山を潰した等)でホイールの固定が完璧でなかった
- ほんのわずかな歪みが走行を重ねるうちに大きくなり、ガタツキが生じた
- このガタツキによりボルトとナットが固着、アルミホイールのボルト穴も駄目にしてしまった
- 結果、すべてのハブボルトとホイールの交換ということになった
今回の原因として、タイヤ交換時の整備不良が考えられます。私自身が何度か交換したこともありますし、ディーラーにやってもらったこともあります。
自分で交換する際には、トルクレンチを使い規定トルクでしっかり締めていたつもりですが、何が悪かったかは不明です。
何とかなって良かった
犬連れ旅の途中で車が使えなくなるというとんだ災難でしたが、大きな事故にならず良かったです。もし、あのまま走行を続けていたら右後輪がホイールごと外れ、スピードによっては転覆事故。恐ろしいですね。
不幸中の幸いだったのが、良心的な修理工場に出会えたこと。一度はJAFに見捨てられ途方に暮れましたが、年末年始にも関わらず親切に対応していただき本当に感謝です。
また、松山に犬を1週間安心して預けられるペットホテルを確保できたことも幸運でした。最初はワクチン接種証明がないと預かれないといわれましたが、直接出向き事情を話したところ快く引き受けていただきました。
翌週の3連休にはクルマと犬を引き取りがてら改めて松山観光もできたし、当時はヒヤヒヤしましたが今となってはいい思い出です。
足回りには細心の注意を
いずれにしても、キャンピングカーの足回りはよくよく気をつけた方がいいですね。重いしバランス悪いし。
空気圧やタイヤの目視チェックなどの常日頃の安全点検はもちろんのこと、定期的にタイヤのローテーションを行いホイルやハブボルトなど日ごろ見えない部分の点検も必要です。
そして何より重要なのは、少しでも異常を感じたら運転は控え、プロに見てもらいましょう。下手するとすぐにひっくり返ります。
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