キャンピングカーで老犬と一緒に旅を続ける
我が家の愛犬ジンジャーは現在16歳6か月。
最近は目・耳・鼻の感覚器官の衰えが顕著な立派な老犬です。
でも、まだ食欲は十分すぎるほどあり、ヨタヨタしてはいますが自由に歩き回るなど元気。
キャンピングカーで出かけるときは今でも一緒です。小さいころからキャンピングカーの移動に慣れていますので、年はとったとはいえ楽しそうに旅に付き合ってくれています。
老犬とのキャラバンで困っていること
こうして老犬とキャラバンを楽しめるのも、スペースに余裕があり空調も完備したキャンピングカーだからこそですね。
しかし、最近は高齢ゆえ、キャラバンでも配慮が必要なことが増えてきました。
多くなったトイレの失敗
ひとつはトイレ。
以前のように我慢ができなくなって、夜遅く散歩させても朝まで持たずに粗相してしまうことが良くあります。
日中でも油断するとオモラシ。
オシッコしたければ知らせてくれればいいのに、少し呆けてしまったのか黙ったまま素知らぬ顔をして失禁するようになりました。
これについては、やむを得ないことですので、替えの敷物や消臭剤、トイレマットを大量にクルマに積み込んで、「オモラシ大歓迎」のスタンスで臨んでいます。
徘徊・迷走・転落
もうひとつは五感の衰えによる迷走。
これも「呆け」による影響があるのかもしれませんが、水入れに足を突っ込んでしまったり、車内の片隅のコーナー部分で行く手を阻まれそのまま固まってしまったり。車内を自由に歩かせているときはちょくちょく目配りしてあげないといけません。
なかでも困ったというか可哀そうなのが、車内徘徊中に足を踏み外してキャンピングカーのエントランス部分に落ちてしまうこと。
夜中に「ドサッ」と音がして目を覚ますとジンジャーがいません。
探してみると、エントランスの下、暗く狭いの靴置場に小さくなってうずくまっています。
そんなことが立て続けに起きました。
エントランス転落防止蓋をつくる
なにか対策とらねばと考えましたが、時間もなく結局もっとも安易な解決策としてエントランスの蓋を作成しました。
基本的に約5kgの犬が転落しなければいいので、軽くて見た目がよく加工もしやすい桐の板材で作成。
エントランスのサイズに合わせて切り出して、蓋をした時にズレないように裏面に端材のストッパーをつけて完成です。
改造とも工作ともいえないような代物ですが、効果は抜群で目的は果たせましたので満足しています。
桐材は強度が心配でしたが、注意して乗れば人ひとりの体重がかかっても割れません。
また、使わないときは薄いのでちょっとした隙間に立てかけて収納しています。
老犬との旅、これからも色々と不具合が発生すると思いますが、ジンジャーが望む限りは人間が知恵を絞って工夫して、旅を続けたいものです。
いつまでも旅の良き供であってほしいと願っています。
コメント
>エントランスの下、暗く狭いの靴置場に小さくなってうずくまっています~
これは、じつに不憫で可哀そうですね。
しかも犬はこういう場合でも、ワンと吠えて訴えないのですよね。
人間と老化に伴う症状はいっしょのようですが、人間ならなんだかんだ不平も言うのだけど、犬は徹底的に弱者のまま衰弱してしまう。不憫です。
ウチの犬はまだ9歳ですから、旅行中なんの不便はないようですが。
ジンジャーの老化に正面から付き合って旅をしようとされる姿勢に頭が下がります。
Sora 様
ご無沙汰しております
おっしゃる通りで、我が家の犬も何も言わず震えています。悲しくなります。
お互いいつまで一緒に旅に行きたいと思っていますが、本人に無理させないよう、飼い主のエゴにならないよう注意しながら残された時間を大切にしていきたいです。