軽キャンパーが大人気!小さくても使い勝手の良さそうなクルマ達に感心
幕張メッセで開催されているジャパンキャンピングカーショー2017に行ってきました。
正直、あまり興味はなかったのですが、今年は無料ということなので、近々に退役予定のシトロエンDS4のドライブがてら土曜日の16時頃に訪問。ピークタイムを過ぎていたのか、たいした混雑もなくゆっくりと最新キャンカーを見物できました。
今年は軽と電気が熱かった
最新情報には全く疎いので、偉そうに解説できませんが、今年のキャンピングカーショーで私が感じたことは2点。
ひとつは軽自動車ベースの軽キャンパーがとっても増えたこと。もうひとつは、キャンピングカーのエネルギー革命とでもいうのか、リチウムイオン電池や新たな充電システムなどが提案されていたこと。
なかでも軽キャンパーの充実ぶりには目を見張るものがあり、展示されていた国産キャンパーの4割は軽じゃないかと思うほど。
今回はショーでちょと気になった軽キャンパーをご紹介します。
バンテックやナッツからも軽キャンパー
私は知らなかったのですが、今はバンテックやナッツなどの大手ビルダーが軽キャンパーをリリースしているのですね。
バンテック・ルネッタ
まずは、バンテックのルネッタ。
スズキのエブリィワゴンがベースで、「優雅さを求める、大人の軽キャンパー」とのコピーがつく軽キャンパーです。
外見はエブリィそのままでいたって普通ですが、内装はバンテックらしく落ち着いて質感の高い仕上がり。ツートンカラーのフルフラットベッドがしつらえられています。
価格は270万円から。何が大人でどこが優雅かは私には分かりませんが、用途が合えば便利かも知れません。見た目は普通の軽ですし、内装もシンプルで普段使いも便利そうですね。
ナッツ・キャルルック
次はナッツ。
派手なカラーリングとレトロなスタイルで際立っていた「CAL LOOK(キャルルック)」という軽キャン。
キャンピングカーとしての使い勝手は不明ですが、その思い切ったパイクカー的スタイルはコアなファンを生みそうですね。よくも悪くも目立っています。
ダイハツディーラーで購入できるD-craft
こちらはD-craft(ダイハツクラフト)の楽旅というモデル。
なんと、ダイハツ・アトレーの本体価格に459,000円加えるだけでこの架装をしてくれるそうです。
架装は、ダイハツの製造工場で実施し、全国ダイハツディーラーで購入可能。キャンカーに対するメーカーのやる気を感じますね。
また、このモデルの特徴が、車両後部の引き出しテーブル。どうしても室内が狭い軽キャンで快適に車中泊を楽しむためには非常にいいアイデアだと思います。
でも、個人的にはこの機能をどこで使うのか気にかかります。余計なことですけど。
個人的に大注目MYSミスティックの軽
続いて、トラキャンのMYSミスティックのブース。
昨年度のショーでは「J cabin mini W」に感動して、真面目に欲しいと思いましたが、今年もニューモデルが展示されていました。
普通車登録のレジストロ
それがこのRegistro(レジストロ)というモデル。
トヨタピクシストラック(ダイハツハイゼット)に架装しています。
トラキャンのJ cabin miniと違いシェルは下ろせないので、こちらは普通車登録。軽自動車としてのメリットは享受できませんが、定員は4名確保できるのでしょうね。
ポップアップ式mini pop
そのほかにも、ポップアップ式で軽トラ登録できる「mini pop」も展示してありました。
こちらもポップアップ式に対する割り切りができれば、非常に使い勝手の良さそうなキャンパーです。
でも、やっぱり、自分が選ぶとしたらJ cabin mini Wですかね。完成度高いです。
キャンピングカーとして完成度高い
私だけかもしれませんが、ミスティックのクルマは内装も外装も特徴的で、眺めているとワクワクします。
古い話ですが、10年以上前に初めてアウトドアJrの中を見学させてもらった時の感動を思い起こすのです。
やっぱり、軽とはいえキャンピングカーですので、快適に過ごせて宿泊できなければモノとしての価値は半減。ミスティックは、キャンピングカーとしてしっかり使えるように深く考えて造っているような気がします。
「考えよう答えはある」軽キャンは日本のキャンピングカーの正常進化
そのほかにも、さまざまな軽キャンパーが展示してあり軽キャンパー人気をひしひしと感じました。
デカくて豪華なら快適で当たり前ですが、小さく制約が多い中でも工夫や割り切りでいくらでも快適な空間は作れる。そんな日本的な正常進化を感じられる軽キャンパー達でした。
コメント