サードシート下収納 レイアウトの工夫5

20100508-095-1 キャンピングカー
キャンピングカーデイブレイク サードシート下収納

サードシート下収納を引き出したところ

ベンチにもなるサードシート下収納

ダイネットの2列目のシート、サードシートの工夫です。基本は収納スペースですが、機動犬舎デイブレイク号では何を収納するのかや、出し入れし易さなどを検討、工夫しました。

何を置く?悩ましい位置

キャンピングカー標準的なモデルでは、サードシートの下にはFFヒーターや外部充電器などの機器類が収納されているケースが多いようです。前車クレソンの場合は、走行用エアコンのユニットが収まっていました。
また、当時のマックレーでは、ここに給水タンクを設置するパターンが多かったです。
特に何も言わなければ、たぶんうちのデイブレイクも給水タンク置き場ななっていたかもしれません。
しかし、我が家の場合、給水タンクはここに置かず、サードシート下は全てを収納スペースとすることにしました。
なぜかというと、自分なりに車両の重量バランスを考慮したから。
サードシート下に給水タンクのような極端に重いものを置きたくなかったからです。

キャンピングカーデイブレイクサードシート下収納を使ったベンチ

抽斗の上にクッションを載せた状態


車両の重量バランス

車両右側の床下には80リットルのガソリンタンクと発電機という大物がぶら下がっています。特にオーバハング(後軸より後ろの部分)にある発電機は、てこの原理で相当の荷重を後軸にかけているものと想像できます。
室内の造作をみてもダイネットやらトイレやら、右側の方が明らかに重たそう。
このような状態で、70リットルの水タンクをサードシートに設置すると、左右のバランスが悪くなりはしないかと考えた訳です。
なお、FFヒーターをサードシートに設置する例も多いですが、それほど重い機器ではないものの、燃焼器具である性質上、付近にやたらな物は置けません。
このため、サードシート下にFFヒーターを置くと、デッドスペースが増えたり、吹き出し口が増やせない(さらにデッドスペースを生じさせる要因)といった制約が生じます。

収納としての使い勝手

結局、給水タンクもFFヒーターもサードシート下には置かないこととし、消去法的に収納スペースということになりました。
しかし、サードシート下を収納スペースとして活用するには大きな課題があります。
通常、サードシート下には座面のクッションや板を外さないとアクセスできません。
いちいち重い座面を外さないと出し入れできないのでは、収納スペースとしては使い勝手が悪く、結局、普段は使わないものを放り込んでおくデッドスペースに近い状態になってしまいそうです。

引出しをつくりました

そこで、出した結論が、引出式の収納の採用。サードシート下に抽斗を作ってもらい、荷物を簡単に出し入れができるようにしました。
ここには主にライスパックやコーヒー豆など冷蔵庫に入れる必要のない食料や調味料等を入れておくつもりです。

キャンピングカーデイブレイクのサードシート下の状況

シートを除いた状態 隙間には利用頻度の低い季節ものや工具を収納

ベンチにもなって一石三鳥

奥様、ここでさらにひと工夫。引き出した収納ケースの上に置くクッションをオーダー。
抽斗の上にクッションを置けば、ベンチとしても使えます。
そのままでは多少段差が生じますが、サードシートとほぼ一体になりますので妻であれば横になり仮眠スペースとして使うことも可能です。何か敷物を挟めば簡単にフラットになり実用上問題ありません。
また、ベンチとして使用しないときは、クッションは窓側の背もたれになり一石三鳥。壁に寄りかかり足を伸ばしながらTVを見ることができます。
なお、引出収納以外のデッドスペースにには、三角版やダルマジャッキ、冬のキャンプに使うカセットガス式ヒーターなど、めったに使わないものを収納し、空間を有効活用しています。

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この記事は旧サイトで公開していたものを再編集したものです。

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