カムロードのタイヤ探しとその結果
キャンピングカーのタイヤとホイールを車検に合わせて入れ換えました。
いつも悩ましいカムロードのタイヤ選びですが、今回もいろい悩みデイブレイク号にピッタリと思える1本を見つけました。
それは、ミシュランAGILIS 215/70R15C です。
ちょと長くなりますが、このタイヤに行き着くまでをまとめます。
タイヤ選びの基準は何より許容荷重
これまでの私のタイヤ選びは、過去のバースト経験もあり安全最優先。
具体的にはタイヤの最大負荷能力、つまりロードインデックスが最も重要だと考えています。
このため、タイヤサイズは215/65R15、ロードインデックス110/108の一択。
今までにサマータイヤのブリヂストンR202、ミックスの横浜TY285、スタッドレスのブリヂストンW969と乗り継いで来ました。
ちなみに、このサイズのタイヤは空気圧600kPaで許容荷重が1060kgとなります。
カムロードの標準タイヤ195/70R15に適正空気圧550kPaを入れたときの許容荷重は910kgですから、実に150kgのアドバンテージを得られる訳です。
車両が重くなりがちで足回りに不安を抱えるカムロードベースのキャブコンには、これがベストだと信じていました。
乗り心地重視する人は215/70R15
一方で、215/65R15のタイヤは乗り心地がイマイチとよく言われます。
確かに、600kPa入れたタイヤは硬くゴツゴツと突き上げられるような感じがするのも事実。
乗り心地重視派の人がよく選んでいるのが、215/70R15 107/105です。
こちらのタイヤの空気圧は450kPaでいいので、乗り心地が改善されるようです。
ただし、対荷重能力は450kPaで975kg。R202などの1060kgには及びません。
このタイヤのユーザー評価は総じて高く、良いタイヤなのだろうと思います。しかし、わざわざ交換してロードインデックスの向上がわずか「1」です。安全重視の私は費用対効果も考え採用を見送ってきました。
知らなかったアジリスの存在
つい最近まで私の知識は上記のようなレベル。「次のタイヤは、またR202あたりかな」なんて思っていたところです。
ところが、ある日、自分が見落としていたことに気づきます。
ミシュランAGILISの215/70R15はロードインデックス109/107。ほかにも、オートウェイなどで扱っているNANKANGやMOMOといった格安ブランドでもLIが109/107のタイヤがありました。
無知な私は知らなかったのですが、215/70R15のタイヤには耐荷重が高いものがあったのですね。
AGILISは許容荷重1030kgを確保
これらのタイヤであれば、空気圧450kPaで許容荷重が1030kg確保できることになります。
R202と比べれば、一輪あたりの荷重性能が30kgほど劣りますが、ノーマルタイヤよりは120kgも向上します。
これであれば、カムロードベースのキャンピングカーでも安心して使えるはずです。
リム幅とコスパもメリット
新しい鉄ホイールにフィット
さらにこのタイヤのメリットが2つ。
一つ目は、適応リム幅です。
215/65R15だと、標準リム幅が6.5J、適応リム幅が通常、6J~7.5Jだと思います。
これに対し、215/70R15では、標準リム幅は6.5Jで同じですが、適応リム幅が5.5J~7J。
今回はタイヤと一緒に古くなったアルミホイールを入れ替えますが、新しいホイールはリム幅が6Jしかありません。
リム幅6Jでも215/65R15は履けるものの許容ぎりぎり。一方でアジリスだと5.5JからOKですので、よりタイヤの性能が引き出せる気がします。まぁ、この辺は気分の問題ですが。
そして安い
もう一点は、ずばり価格。
ブリヂストンR202はネットで調べると一本およそ22,000円台、これに対しミシュランAGILISは13,000円台です。
4本で36,000円の差。無視できない数字ですね。
唯一の欠点はタイヤの大きさ
しかし、欠点というか問題がひとつ。
それは、カムロード標準タイヤに比べタイヤ外径が約4%大きくなること。これによりスピードメーターの誤差が生じ、実際の速度より遅く表示されてしまいます。
車検の基準ではメーターが実速度を下回ることは認めていませんので、最悪の場合、車検が通りません。
なんくるないさー
外径の違いは、このタイヤサイズを避けてきた理由のひとつでした。しかし、「このタイヤのせいで車検にひっかかったという話は聞いたことはない」という非論理的な理屈で目を瞑ることにします。
まぁ、いざとなったらこれまで使っていたW969で車検を通します。
さすがミシュラン星3つ
というわけで、デイブレイク号のニュータイヤは、ミシュラン AGILIS 215/70R15 に決定。
乗り心地も改善され、一番重要な許容荷重もOK。しかも値段が安い。
鉄ホイールとのマッチングも問題ないときたら、ほかを選ぶ理由はありません。
車検のときにホイールごと入れ替え、GWはアジリスで2,000kmを走ってきました。インプレッションはまた別の機会に書きますが、評判どおりなかなかグッド。星3つです。
コメント
良いタイヤを見つけましたね
カムロードは選択肢が色々有っていいですね
私の車はフロント14インチ リアが12インチのダブルなので種類が少ないですが8PRにして余裕を持たせています
スピードメーターは実速度より8~10%程度高く出るように作ってあると聞きますから大丈夫だと思いますけどね
オジジ 様
カムロード乗りではすでに有名なようですが、記事に書いたように私は最近までLIが高いことを知りませんでした。
カムロードのタイヤは選択肢ありそうで意外とないというか、決め手がないような気がします。むしろオジジさんの車のダブルタイヤが羨ましいです。
スピードメーターは8%~10%高く出るとのことで安心しました。
我が家は横浜TY285を後輪のみ履いていますが、時期によっては入手困難な時もあり、ミシュランAGILIS R202は次回交換時には選択肢の一つとしてチェックですね、長期の使用インプレッションレポートをお願いします。
レオじじい 様
AGILISに換えて乗った瞬間は、路面からの突き上げ感がマイルドになり変化を実感できました。高速道路での安定性もなかなかで、良いタイヤだと思います。
インプレッションはまた後でまとめたいと思います。
気梨桂さん
あやふやな回答で申し訳ありませんでした
車検が受からなかったら申し訳ないので
もう一度調べてみましたら・・
平成19年1月1日以降に制作された自動車は ・・
40km/hの速度で計測するのですが、メーターが40km/hを表示したときの実際の速度が:30.9km/h~42.55km/hが許容範囲だそうです
下は10km近い誤差でも合格ですが メーター読みより実際のスピードが高いと危険なので上の値は幅が小さいです
そのため自動車メーカーは低いほうに誤差を持たせて作っているそうです
オジジ 様
詳しい情報をありがとうございます。
私も大丈夫だとは思っていますが、実際よりも遅く表示すると結構厳しいと聞いていましたので注意しておきます。
はじめまして
滋賀県の湖西でデイブレイクに乗っている”やまたく”と申します。
私もハイエースの鉄ホイールを入手してタイヤ交換をしようとしていますが、
ハイエース純正の鉄ホイールに金属のエアーバルブがつかないといわれました。
タイヤ交換時のエアーバルブはどうされましたでしょうか?
やまたく 様
はじめまして
ハイエースの鉄ホイールのバルブですが、当方は標準のゴムバルブを使用しています。
私も金属が良いと思ったのですが、取り付けをお願いしたディーラーの判断でこうなりました。
私の使っているタイヤは指定空気圧が4.5kg/cm2のため、ゴムバルブでもOKなので、そのまま使用していますが問題ありません。
ただ、私も少し気にはなっていて、何かのタイミングで金属バルブに変えようと思っています。
こんな状況でお役に立てず恐縮ですが、私の理解では、ハイエース純正鉄ホイールにも金属バルブは取り付け可能だと思います。
ネットで調べると金属バルブに入れ替えている例がすぐ見つかると思います。ディーラーからも取り付け不可とは言われていません。
気梨桂さん
返信ありがとうございます。
私もハイエース純正ホイールにアジリスにしました。
今のところゴムバルブでの運用としました。
ありがとうございました。
やまたく 様
おぉ、我が家とまったく同じ組み合わせですね。
カムロードの足回りは、いろいろと気を使いますが、私はこの組み合わせで今のところ全く問題ありません。
また、何かありましたらブログで報告させてもらいます。
自分は無知でハイエースのジャスローか不明な鉄チンかってしまぃした。ミシュランのアジリス215 70R15 cp キャンピングカー 用注文しようとしたら金属バルブにしてくださいと記載があるまたいで、新たにトヨタで注文しようか迷ってます。 アジリスのタイヤでゴムバルブの方空気早くなくなったり 不具合でてますか??
返信が漏れており大変失礼しました。ゴムバルブで複数年運用していますが、何ら問題ありません。車検も通っていますし、空気圧の大きな変化もありません。よろしくお願いしいます。