周りに車が居なければ道の駅の駐車場で宴会OK!

マックレーのキャンピングカーデイブレイク号で刈谷PAに停車中の画像 キャンピングカー

マックレーのキャンピングカーデイブレイク号で刈谷PAに停車中の画像

車中泊専門誌の残念な記事に一言

レオじじいさんの記事を拝見して衝撃を受けました。
雑誌に「道の駅の駐車場に空きがあったのでテーブルを出して宴会できてラッキー」みたいなことが記載されていたそうです。また、優先スペースに堂々と車を停め、恥ずかしげもなく顔をさらしている写真も掲載されているようです。
バカッターや流行の暴走老人がしでかしたことなら理解できます。しかし、車中泊専門誌を名乗る立派なメディアに掲載された記事だというから驚きです。

雑誌側の釈明

私も興味があったので、当該雑誌のブログを覗いてみました。
そしたら、呆れてしまう釈明記事を発見。

事実関係を確認したところ、駐車場にほとんどクルマがおらず、優先スペースが他にも残されている状況だったため、他の利用者に迷惑はかからないという判断の元、上記のような行為が行われたとのことでした。また、他の利用者からの指摘があった場合、すぐに移動・撤収をする準備があったとのことです。
しかし、誤解を招くような表現になったことは事実であり、不適切な内容となってしまったことを、関係者ならびに読者の皆さまにお詫び申し上げます。
出典:車中泊を楽しむ雑誌CarNeru(カーネル)ブログ

上記、謝罪文をみる限りだと、

  • 周囲に車がおらず優先スペースも空いていればテーブルを出して宴会しても良い
  • 何か指摘があってから移動・撤収すれば問題ない

としか読めません。
いったいこの文章は何を言いたいのでしょうか。何を「お詫び申し上げ」ているのでしょうか。私にはわかりません。

駐車場は駐車場、テーブル出して良いワケない

私の理解では、道の駅の駐車場はあくまで道の駅の好意で開放されている駐車場です。けっして宴会する場所ではありません。我々に許されているのはクルマを駐車するという行為のみです。
駐車場の利用者が居なくても付近住民の眼もあります。
他に車が居なければ宴会しても良いという理屈は、夜中に騒いでいるヤンキーや暴走族と一緒でしょう。
すぐに移動・撤収する準備があったというのも、「いちいちウルセーな、どけばいいんだろ」「やめれば文句ないだろう」といった残念な人にありがちな言い訳にしか聞こえません。
そもそも、テーブル広げて酒を飲んで「すぐに移動」とは何を言うか。納得いきません。

車中泊する人は非常識

基本的に誰かを批判するようなことを書くつもりはありません。人の振り見て我が振り直せです。
しかし、今回は影響力のあるメディアによるものであり、かつ釈明にも納得がいかなかったので記事にしました。これでは車中泊する人間は非常識な輩ばかりだと思われてしまいます。
なお、当方は当該雑誌を直接読んではいません。事実誤認等があればご指摘ください。
それにしても、車中泊が趣味・文化として認められる日はまだまだ遠そうですね。

コメント

  1. ノッポ より:

    はじめまして、いつも楽しく記事を読ませて頂いています。
    レオじじさんの記事を読んであきれていましたが気梨 桂さんの記事を読んでさらにあきれるというか驚いています。車中泊の雑誌を発行する編集部のマナーやモラルがこれでは世間が良くなるわけがありませんね。
     

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      ノッポ 様
      はじめまして
      私もいつもノッポさんのブログの貴重な情報を参考にさせていただいています。今後ともよろしくお願いします。
      マナーやモラルの問題は個人の考え方によるものであり、なかなか扱いが難しく解決は容易ではありません。
      個々の出来事をあげつらってもしょうがないと思っていましたが、今回は車中泊専門のメディアで起きた出来事であり、それに対する編集長なる人物の釈明があまりに残念だったため、悲しくなって記事にしました。
      車中泊に反感を持つ人が増えなければいいのですが。

  2. レオじじい より:

    こんばんわ
    今回の件、事情はあるでしょうが、普段キャンカー乗りが目にして眉をひそめている光景が其のまま記事にされた驚きで、最終的にはキャンピングカーはと思われるのが残念で記事にしました。
    これらの記事でこの件は終わるでしょうが、逆にこれを機会に雑誌社主導でマナー向上キャンペーンでもやっていただければ、きっと皆さんの反応も変わるでしょうね。
    雑誌というのは、本当にビギナーからベテランまで読んでいます。
    「こんなの常識」では通らないので責任は重大ですが、上手く発信すればきっと皆さんに指示されると思います。今後を期待したいですね。

    • たらば かつ男 気梨桂 より:

      レオじじい様
      正直なところ、この手の話はあまり騒いでも仕方がないと内心思いつつ、雑誌側の言い分に納得できず書いてしまいました。
      この辺はレオじじいさんも同じかもしれませんね。
      白か黒かで結着がつく話ではなく、常識や良心に従って冷静に対応していく話だと思いますが、マスコミ、メディアはそうした利害調整の場にあって、しっかりしたオピニオンリーダーであって欲しいと思います。
      これをきっかけに少しでも良い方向に進むといいですね。