クルマで寝ているところを襲われる
ウェブでニュースを見ていたらこんな記事を見つけました。→車で寝ていた男性が襲われけが
17日の明け方午前5時前、大阪市中央区南船場の堺筋の路上に軽自動車を駐車していた男性が刃物を持った男に襲われ軽いケガをしたというもの。
どうやら犯人は助手席の足元にあったバッグを奪おうとしたようですが、驚いたのはその手口です。
粗っぽい手口
犯人は被害のあった軽自動車にクルマを横付けし、いきなり軽自動車の助手席のガラスをたたき割ったようです。そして被害者に抵抗されると刃物を振り回し左腕にケガを負わせて逃走しました。
たかだかバッグを奪うために人が居るのを分かっていながら窓ガラスを壊し、躊躇することなく刃物を使用。車上狙いとは全く異なる下手をすれば強盗殺人になりかねない非常に荒っぽい犯行です。
後先を考えない衝動的で暴力的な手口は、まるでアメリカ映画のスラム街のシーンのよう。(言うまでもありませんが大阪がスラムと言っている訳ではありません。誤解なきよう。)
車中泊の場所選びも注意が必要
このニュースに触れまず感じたのは、遂に日本でもこんな犯罪が起こるようになってしまったのかという驚き。そして、たまにキャンピングカーで車中泊をしている者としての恐怖。
いくら日本の治安が良いとはいえ、車中泊する場合は最低限の注意を払う必要があることを改めて実感しました。
私は車中泊地を決める際には、駐車場に円形の黒いタイヤの跡(ドリフト痕)があるところは避けます。また、都市近郊なのにまったく人気がない場所(特に海沿いや夜景が見える所)も怖いのでやめます。クリスマスイブとか大晦日などに良さそうな場所が見つからない時は、SAPAに泊まることとしています。
以上は、元気でやんちゃな若者との無駄な接触を避けるため皆さんも注意されていることだと思います。
それに加え、今回の事件を考慮すると、繁華街に近いが人通りのないコインパーキングなんかも自暴自棄の人や泥酔の人がたくさんいらっしゃいそうで避けた方がいいかもしれません。
犯罪に巻き込まれないために
また、何より悪い人に狙われないように気をつけるのが重要です。
金目の物は外から見えないようにするのはもちろんのこと、目立つ行動は慎むべきでしょう。ダイネットのカーテンを開け外から丸見えの中、ドンペリをラッパ飲みしたりすると狙われるかもしれません。
ドンペリは半分冗談ですが、あまりに派手な行動は地元のやんちゃな方の反発を招き、襲撃はされないまでもちょっとイタズラされる可能性はありますね。
別の意味での車中泊の危険
もし逆の立場だったら
さて、車中泊にも危険があるとここまで書いて思い至ったことがあります。
それは、逆の立場だったらどうだろうということ。
自宅のそばの駐車場に県外ナンバーの車がやって来て一晩中コソコソしている。見かけないクルマが夜通し駐車しているだけで不安を抱く人は多いでしょう。
いうまでもなく、良好な治安が確保されなければ車中泊なんてできません。しかし、一方で車中泊という行為が地域住民の治安をかき乱す側面があるかもしれないのです。
地域住民の不安・不満が募れば車中泊は締め出されます。多くの道の駅は市町村など公的セクターが関与していますから住民の抗議が強くなれば道の駅の理念云々は関係なく車中泊禁止です。
地味で慎み深い車中泊
そんなことにならないよう車中泊に当たっては、付近住民の感情にも配慮した行動が求められますね。
なるべく静かに目立たず存在を消して、朝になったらそっと立ち去る。
自分のような酔っ払いが偉そうなことを言えませんが、車中泊という文化を危険に晒さないよう気をつけたいと思います。
コメント