イチオシ! 那覇のほっこり酒処 ふくろう亭
いまさらですが、食べログとブログが連携できることを知りグルメネタがプチブーム。
またまた那覇のお気に入りの呑み処を一つ紹介します。
そのお店はゆいレール美栄橋駅のすぐそばにある「酒仙ふくろう亭」
居酒屋というよりは小料理屋といった方がしっくりくるお店。これぞ沖縄のお母さんといった女将が切り盛りする小さいながらも居心地のいい酒処です。
ふくろう亭の売りは何と言っても女将がひと手間もふた手間も加えた旨い肴たち。
「沖縄料理なんてどれも雑で大味な田舎飯」なんて思われている向きは是非とも暖簾をくぐってみてください。洗練とまでは言いませんが、まわりの居酒屋とは少しだけ違った料理が出てきます。
メニューは日によって変わりますが、ミヌダルやジーマミー豆腐、豆腐よう、ラフティー、スーチカー、ハンダマの和え物、島菜のチャンプルー、ニンジンシリシリ等、ある意味、観光客向け沖縄料理屋によくあるメジャーなものばかり。
しかし、ふくろう亭の料理は一品一品に女将の技が加わり上品で滋味豊かなものに仕上がっています。
おすすめの一つは自家製ジーマーミ豆腐。いかにも手作りといった滑らかな舌触りとピーナッツの風味がたまりません。
定番ラフティーもほんのり甘すっぱいオリジナル味噌ダレが最高です。
沖縄の家庭料理中の家庭料理、ニンジンシリシリも上品でほっこりしたお袋の味。ハンダマ(金時草)の和え物やサラダも独特のエグみ(香り)が生きていておすすめです。
ある日には、ナーベラー(へちま)の酢味噌和えなる肴がありましたが、へちまの瑞々しさが際立ち旨いこと。ナーベラーンーブシー(みそ煮)しか食べたことのない自分にはちょっとした感動でした。
ちなみにお酒は少しお高め。いい泡盛に手を出すと相応な金額になってしまうかもしれません。
それでも、気の利いた肴と女将のおしゃべりをツマミに泡盛を傾けるひとときは高い満足感をもたらしてくれることでしょう。
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