今朝テレビの旅番組「朝です旅サラダ」で鹿児島の養殖カンパチ「海の桜勘」を取り上げていました。
海の桜勘(おうかん)は鹿児島県垂水市の漁協によるブランドで、垂水市はカンパチの生産量が日本一だそうです。
実は、数年前キャンピングカーで鹿児島を旅したとき、垂水市漁協直営の桜勘食堂でこの養殖カンパチを食しました。
当時、私は養殖した魚の刺身はうまくないという固定観念を持っていました。スーパーによく並んでいる養殖ハマチの刺身がいい例ですが、脂が臭いというかくどい。できれば食べたくないというのが養殖魚への率直な評価でした。
しかし、桜勘食堂で出会った、養殖カンパチは違いました。
養殖ですので、これでもかというぐらい脂がたっぷりと乗っています。ですが、食べてみるとそれほどくどくない。もっとギトギトしているかと思いましたが、旨みが強くてしっかりと魚の味がします。
これまで食べてきた養殖物の刺身の味とは一味違い、期待していなかっただけに少し感動しました。
もちろん、天然のシマアジなんかにはまったく及びませんが、これはこれで十分美味しいです。
聞けば、養殖のエサに秘密があるようで、新鮮なイワシなどに鹿児島産のお茶や焼酎かすを混ぜているようです。
今の養殖は、配合飼料をたくさん与え太らせるだけでなく、さまざまな工夫で食味の向上を図っています。養殖魚もあなどれません。
1,500円の桜勘定食をいただきましたが、普通の刺身のほかに皮を残したまま炙ったものもありこれが美味い。またカンパチのカマの塩焼きやかぶと煮も脂ののった身なのでとても美味でした。
期待していなかった分、そのおいしさに感動したのをテレビを見て思い出しました。
コメント
私もこの番組はよく見ます。
なぜか最近は旅番組が多くなり、美味しい食堂や名店を記録し、機会があれば行ってみるようにしています。
カンパチの味については経験がありませんが、お刺身の味はやはり港で食べるのが最高ですね。
レオじじい様
私も旅番組をボーっとみていることが多くなりました。ちょっとオーバーな表現もありますが旅の参考になりますね。
鹿児島は食い物も旨く雄大な自然もあるのでまた行きたいです。