ケラマの海を堪能する 阿嘉のおすすめビーチ
阿嘉の最大のウリはなんといっても海の美しさ。最近の沖縄本島の海しか知らない人であれば、間違いなく感動します。掛け値なしに世界に誇れるビーチそして水中世界が阿嘉にはあります。
せっかく阿嘉島へ行ったのなら、是非、この豊穣の海を心いくまで堪能してください。なんにもない島だけど、シュノーケルにダイビング、カヤックなどマリンレジャーは充実しています。
島内でアクセス可能な5ビーチ
阿嘉島にはいくつかビーチ(砂浜)がありますが、船で上陸しないとアクセスできないところも多いです。陸路でアクセスできるビーチはたぶん5か所。以下、簡単に紹介します。
ニシバマビーチ
阿嘉で最も広く、メジャーなビーチ。島の東にありますがニシバマ。漢字で書くと北浜です。なぜかgoogleの地図では西浜と記載されていますが間違い。沖縄で北はニシと発音します。ちなみに西はイリ-。西表のイリですね。
座間味の古座間味ビーチと並び称される有名なビーチで、砂浜の美しさ、水中景観ともに島内ナンバー1だと思います。是非、行ってみてください。
ニシバマへは集落から歩いて行くことが可能です。確か10分ぐらい。以前は丘越えの道でしたが数年前に海沿いに湿地を横断する道ができて歩きやすくなりました。
ちなみにこの道ではよく鹿と遭遇します。鹿にとっては迷惑な道路かもしれませんが、散歩がてら歩いてみてください。
ヒズシビーチ
こちらは島の西側のビーチ。ニシバマには海の家的なものやトイレ等がありますが、ヒズシには何もありません(というか観光客向け施設があるのはニシバマのみ)。
逆に言うと何もないのがヒズシの特徴。周りに人家もありませんので、とっても静かなプライベート感満点。
また、もうひとつの特徴が西に開けていること。ロマンチックなサンセット・ビーチです。
ヒズシビーチも徒歩圏です。集落の西のはずれから展望台へ続く登り坂に入り、途中、展望台ではない右手方向に進むと左側にけもの道のような細い道が現れます。この道をまっすぐ下るとヒズシビーチ。
なお、ビーチにはトイレも水道もありません。何もないことを承知の上で行ってください。
前浜
集落の真ん前にあるビーチ。旧港(漁港)の西側、隣の慶留間島との水路に面しています。集落が至近で、すぐ沖には堰のようなものが作られており景観はあまりよくありません。泳ぐというよりはお散歩コースですね。
慶留間島まで泳いで渡って行けそうな雰囲気ですが、目の前は船が行き来する航路ですので、やめた方がいいでしょう。たまに鹿が泳いで渡っているようですが。
阿嘉ビーチ
ニシバマに向かう海沿いの道を少し歩いたところにあるビーチ。位置的には新港の隣といった感じです。ビーチはそれほど大きくなく港のそばですので雰囲気的にはイマイチです。しかし、海の中は馬鹿にできません。
海に入ってしばらくは石のガレ場が続きますが、そこを抜けると魚影の濃いサンゴ礁が現れます(ました)。
人によってはニシバマより綺麗という人もいて、シュノーケリングの穴場ポイントでした。たまにダイビングの講習をここでやっていたりします。
ただ、近年、台風で壊れた新港の防波堤工事を派手にやっていましたので、昔のような美しさは失われてしまったかもしれません。
クシバル(後原)ビーチ
ヒズシビーチに行く道をさらに進んだところにある島の北側のビーチです。最もアクセスしづらく秘境的なビーチで私自身行ったことがありません。
山の中をくねくねと進むアップダウンの多い道ですので徒歩や自転車ではアクセスは難しいでしょう。行きたい場合は宿に送迎をお願いするのが無難。
行ってないのでなんとも言えませんが、水中が素晴らしいとかいった話は個人的には聞いたことがありません。人のいないところに行きたい、ほかの人が行かないところへ行ってみたいという方は是非チャレンジしてみてください。
無人島のビーチ
阿嘉島の周辺にはいくつもの無人島があり、観光客用の「渡し船」で上陸することができます。
無人島の中でおすすめなのがシュノーケルポイントでも書いている「嘉比島」です。
この島は島の半分近くが砂浜。何もない無人島に真っ白なとても美しいビーチが広がっています。南国の無人島ムード満点。気が向いたら行ってみてください。
ビーチを楽しむためのちょっとしたTips
初心者の方向け、ごくごく個人的なメモです。大したことは書いていませんがご参考に。
ビーチへのアクセス
島内の移動手段は徒歩かレンタサイクルもしくは宿の車で送迎してもらうかのいずれかです。タクシーは1台ありますが当てになりません。バイクのレンタルはありますが、レンタカーはありません。
個人的には、ニシバマ・ヒズシだったら歩いて行きます。徒歩の方が自由で手間かかりませんので。レンタサイクルを借りる必要性も感じません。というかヒズシの場合は上り坂がありますので自転車じゃない方が楽です。
宿の送迎はその時々の状況で様々でしょうが、ニシバマぐらいだっら無料で送ってくれるところが多いような気がします。もちろん食事の準備の時間や船の着く時間など忙しいときは無理でしょうし、繁忙期は有料のところもあると思います。私自身は送迎を使わないのでよく分かりません。
ビーチの設備
海水浴客向けの施設があるのはニシバマだけです。ニシバマには海の家的なものがあり、ビーチパラソルやシュノーケルセットのレンタル、飲料の販売等を行っています。トイレ・シャワーもあります。シャワーは確か有料ですが、実際使えるかどうかは行ってみないと・・・。
ちなみに昔はニシバマにキャンプ場がありここのシャワーを使っていたらしいですが、いろいろ問題がありキャンプは島内全面禁止になっています。
ニシバマ以外には海水浴客のための設備は一切ありません。港のフェリーターミナルのトイレは広めに作ってあり使いやすいですが、シャワーはなかったはずです。
海水浴のシーズナリティ
その日の天候によりますが、4月後半から10月ぐらいまで海水浴を楽しむことが可能です。ただし、個人的には真夏の日中は避けると思います。年のせいかもしれませんが暑すぎますので。
夏の盛りの沖縄の太陽は凶器です。ニシバマにはレンタルパラソルがありますが、パラソル程度ではたとえ日陰になっていても強烈な暑さ。
私だったら、ビーチで遊ぶのは朝、夕にして、昼はエアコンの効いた部屋で寝ています。日程的に余裕がなければ、陸には上がらず、ずーっとシュノーケルしていると思います。もちろん万全の日焼け対策が必要ですが。
夏は太陽も高く陸上も水中も南の島らしい美しい景観を楽しめますが、あまり無理をなさらぬように。日焼け対策、水分補給はしっかりとしてください。子どもがいる場合は重々ご注意を。
蛇足ですが、犬連れで夏のビーチは危険だと思います。熱くて肉球やけどしますし、長居すれば命に関わるんじゃないでしょうか。
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