引き続きkindleネタです。
(先日書いた記事を読んでみたらpaperwhiteがsuper whiteになってました。バカですみません。お恥ずかしい)
My Kindle を手に入れて早速、キンドルストアを覗いてみました。
ストアの率直な感想は「まだまだ和書が少ないな」という感じ。
作家名で検索すると洋書ばかり引っかかります。キンドルならすぐ辞書が引けますので洋書でも読んでみようかなと思ったりも(思っただけ)。
また、本の値段もお得感が感じられるものは少ないです。これは最初から分かっていたことですけど。
amazonプライム会員なので、月1冊無料で読める「Kindleオーナーライブラリー」が利用できるのですが、ちょっと見たところクズなハウツー本ばかりのような気が…
現状では、このKindleオーナーライブラリー目当てにプライム会員になるようことはオススメできませんね。
ちなみにアマゾンプライムの年会費は3,900円です。お試し1か月コースは課金ありませんが、1か月を超えると3,900円がクレジットカードから引き落とされますのでご注意を。何の連絡もなく引き落とされますのでやめたい人は忘れずに退会しておきましょう。
なお、プライム会員でなくてもダウンロードできる無料本の方が充実しています。但し、古典と言われるようなものばかりですが。
いまさら本屋でお金を出して買うことはまずないだろうけど、読んでおくべき名著、傑作が並んでいます。
いってみればMy図書館。暇なとき、或いは眠れる夜のためにいくつもダウンロードしました。
そんな第一印象のkindleストアですが、今回、有料で購入する最初の一冊に選んだのは、SF小説の古典的な名作、A・ハインラインの「夏への扉」です。
普段SFは読まないのですが面白いと聞いていたのと、レビューも高評価だったので購入してみました。
読んだ感想は「素晴らしかった」の一言。SFものに抱いていた勝手なイメージとは異なる意外とロマンチックな内容でした。
また、構成がしっかりしていてテンポもよく、最初から最後まで中だるみなくストーリーに引き込まれました。
翻訳も優れていてとても古い本とは思えません。主人公に感情移入しやすい名訳です。
内容は書きませんが読了後、猫が飼いたくなりました。タイムマシン・パラドックスを扱った傑作ですが猫好きにもオススメします。
「夏への扉」は実質1日で読み終えてしまい、キンドルの使い勝手も上々と次に買ったのは漫画。
kindleストアには漫画もたくさん並べられていますが、Kindle paperwhiteの画面の大きさで、また白黒画面で果たして漫画が楽しめるのか試しに購入してみたワケです。
読んだのは「国民クイズ」というもの。
20年近く前、バブルの余韻が色濃く残っていた時代にモーニングに連載されていた漫画です。
当時、なんか無茶苦茶な設定の漫画が始まったなと強く惹かれた思い出があるのですが、就職してからいつの間にか漫画を読むという習慣がなくなってしまい、興味がありながらも最後まで読まずに記憶に彼方に忘れていました。(ちなみに現在、漫画を読むのは理髪店で読むゴルゴ13だけ)
kindleストアを徘徊していたら、その特徴的な表紙の画を見つけてしまったのです。そして一気に記憶が甦り読んでみたくなって上下巻を購入した次第。
日本は民主主義を捨て「あなたのための全体主義」を標榜する国民クイズ体制へと遷り「国民クイズ」というクイズ番組が国権の最高機関になったという近未来の設定。
クイズで勝ち残れば何でも望みが叶うが、負ければ刑務所行きシベリア送りという荒唐無稽な設定で、国家や大衆そして人間の欲望などを赤裸々に描く特異な漫画です。
民主主義や資本主義への強烈なアイロニーと国家、権力の主役であるはずの大衆の愚かさや終わることのない個のエゴイズム。そんなことを強く感じさせる他に類のない傑作だと思います。
正直、ハチャメチャなところもあるのですが、当時のバブル景気、行き過ぎた資本主義のことを思い起こすとなるほどなと考えさせるストーリー。キンドルを買ったことを奇貨に20年の時を超えて読破でき良かったです。
肝心のkindle paperwhiteでの漫画の読みごこちですが、当たり前ですが普通に読めます。ページめくりもストレスなし。
でもやっぱり、漫画を楽しむためには画面が小さいかな。もちろん拡大もできますが面倒です。
私の場合は多分もう漫画は買いません。paperwhiteでは。
以上、何の参考にもなららないブログ穴埋めkindle記事でした。しーゆー。
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